ここでは、NASA、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)、国内関連機関などが発表した、週間(前週金曜日~今週木曜日)の主要な科学記事を掲載しています。国内記事を除きリンク先は英文です。人名・地名・機器の名前などの固有名詞の“日本語読み”には誤りがあるかもしれません。

<12月26日(金)>
  1. NASA、太陽との合に先立って MAVEN 宇宙船の問題について調査する

    NASAは、12月6日に最後に連絡があったMAVEN探査機との再連絡を続けている。NASAのディープスペースネットワーク(DSN)と連携し、MAVENチームは宇宙船回復のための指令を送信し、ネットワーク上の宇宙船の信号を監視している。

    MAVENチームはまた、12月6日の無線科学キャンペーンから回収された追跡データの断片の解析も続けている。この情報は、可能な出来事のタイムラインを作成し、問題の根本原因を特定するために使われている。その取り組みの一環として、NASAのキュリオシティチームは12月16日と20日に、ローバーのマストカム機器を使ってMAVENの基準軌道を撮影しようとしたが、MAVENは検出されなかった。さらなる分析は継続されるが、この計画中の監視は、今後の太陽の合の影響を受けるだろう。

    火星の太陽の合は、火星と地球が太陽の反対側にある期間で12月29日月曜日に始まる。NASAは1月16日金曜日まで火星ミッションと接触しない。太陽の合が終わったら、NASAは、MAVENとの通信再開に向けた取り組みを再開する予定である。

    <ひとこと>: 大判イメージは省略。

  2. アルテミスIVミッション搭載機器の選定について(JAXA)

    2025年12月4日、アメリカ航空宇宙局(NASA)より、アルテミス計画における2回目の有人月面着陸ミッション(アルテミスⅣ)において、宇宙飛行士が月南極域で展開を行う月面科学のための搭載機器を2つ選定したと発表され、その内の一つとして、NASAジェット推進研究所(以下JPL)のリードのもと、JAXA/宇宙科学研究所(ISAS)、東京大学、フランス国立宇宙研究センター(以下CNES)、パリ地球物理研究所(以下IPGP)を含むチームが提案した地震観測・地下探査装置である月南極域地震観測・探査ステーション(South Pole Seismic Station:SPSS)が選定されました。

    JPLのリードのもと、CNES及びIPGPが地震計を開発・提供し、日本は、月着陸機付近の浅部地下構造を精密探査するための小型震源装置(Portable Active Seismic Source:PASS)を提供します。SPSSの搭載決定に向けて、JAXAは東京大学と連携し、PASSの開発を進めます。

    <ひとこと>: 大判は省略。

  3. H3ロケット8号機の打上げ失敗及び対策本部の設置(JAXA)

    2025年(令和7年)12月22日
    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2025年12月22日10時51分30秒(日本標準時、24時間表記)に、種子島宇宙センターからH3ロケット8号機による準天頂衛星システム「みちびき5号機」の打上げを行いましたが、第2段エンジン第2回燃焼が正常に立ち上がらず早期に停止したことから、予定した軌道に「みちびき5号機」を投入することができず、打上げに失敗しました。

     搭載された「みちびき5号機」に関係する皆さま、地元をはじめご支援いただいている皆さま、国民の皆さまのご期待に応えられず、深くお詫び申し上げます。

     現在、山川理事長を長とする対策本部を設置し、原因究明を実施しております。
     状況等につきましては、随時お知らせいたします。

    <ひとこと>: 関連イメージは省きました。

    <付記>: 最近では、技術の進歩により、打上げの失敗は、あまり例のない出来事になっています。打上の失敗は、単に打上関連費用の喪失のみでなく、搭載した機器(この場合はみちびき5号機)を失うという重大なロスを招きます。一般的には、搭載する機器は試行開発(一品生産)であることがほとんどなので、その損失も大変大きなものがあり、発注側への意識にも大きな影響を与えます。
    ライドシェア打上など、打上費用の低コスト化の進む中での今回の失敗は、今後の打上ビジネスへの影響が非常に大きいと考え、この記事はあえて取り上げました。

<12月19日(金)>
  1. NASAの研究、土星の衛星タイタンが全球的な海を持っていない可能性があることを示唆する。

    2008年のNASAのカッシーニミッションからの重要な発見は、土星の最大の月であるタイタンの地下に広大な水の海が存在する可能性があるというものだった。しかし、ミッションデータの再分析は、より複雑な図を示唆している。タイタンの内部は、氷で構成されている可能性が高く、岩石の核の近くで形成されるスラッシュの層や小さな温水のポケットがある。

    NASAのジェット推進研究所の研究者達が主導し、水曜日に「ネイチャー」誌に発表されたこの新しい研究は、タイタンや太陽系全体の他の氷の月に対する科学者達の理解に影響を及ぼす可能性がある。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。イメージのリンク先は動画 です。

  2. NASAとパートナー、重要な水追跡プログラムを拡大

    蒸発散(Evapotranspiration)とは、地面からの植物を通じての大気への水の移動や、地面からの直接の蒸発を指す。OpenETプログラムは、水資源管理、灌漑計画、干ばつ監視、そして火災リスク評価において重要なツールとして機能する。

    全48州が、タイムリーで高解像度の水のデータの恩恵を受けることができる。オープンETプログラムは、NASA、アメリカ地質調査所、カリフォルニア州立大学、環境防衛基金、砂漠研究所、グーグルアースエンジン、ハビタットセブンのコンソーシアムパートナーによって主導される公私協力のプログラムで、蒸発散に関する情報を提供する。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  3. NASA IXPEの最長観測がブラックホールのジェットの謎を解明

    NASAのIXPE(イメージングX線ポラリメトリ探査機)を使用している国際的な天文学者達のチームが、X線天文学の初期から未解決であった問題に答える超大質量ブラックホールのジェットにおけるX線の起源を特定した。彼らの研究結果は、アメリカ天文学会によって、11月11日に発表された『アストロフィジカルジャーナルレターズ』に掲載された論文で説明されている。

    IXPEミッションは、1月から3月の60日間にわたって600時間以上、X線で観測可能な最も明るい銀河団ペルセウス座銀河団(Perseus Cluster)を観測した。これは、IXPEによる単一ターゲットの最も長い観測であるだけでなく、IXPEが銀河団を観測するのは初めてのことでもある。

    具体的に、科学者達のチームは、ペルセウス星団の中心に位置する巨大な活動銀河3C 84の偏光特性を調査した。この活動銀河は、その近接性と明るさから、よく知られたX線源であり、X線天文学者にとっては一般的なターゲットである。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  4. 星のジェット

    NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、2025年9月10日に公開されたこのイメージに、成長する巨大な恒星から噴き出す燃え盛るガスのバーナーを捉えた。恒星の質量が増大する際に放出される重力エネルギーによって動力を得た恒星のジェットは、原始星の形成履歴を暗号化している。このイメージは、原始恒星ジェットが親星の質量に応じてスケールに及ぶ証拠を示している。プラズマを駆動する恒星エンジンの質量が大きいほど、生成されるジェットは大きくなる。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  5. チャンドラ、小さな銀河がブラックホールの傾向に逆らう可能性があると発見

    NASAのチャンドラX線天文台を利用した最近の研究によれば、ほとんどの小さな銀河は中心に超大質量ブラックホールを持っていない可能性がある。これは、NASAが宇宙の仕組みを探求する世界をリードしている中で、ほぼすべての銀河の核に巨大なブラックホールが存在するという一般的な考えとは対照的である。

    天文学者達のチームは、チャンドラミッションの20年以上にわたって収集された1,600以上の銀河のデータを使った。彼らは、ミルキウェイ銀河の10倍以上の質量から、数パーセント未満の恒星質量を持つ矮小銀河まで、さまざまな質量を持つ銀河を調べた。これらの結果を記述した論文はThe Astrophysical Journalに掲載されており、https://arxiv.org/abs/2510.05252 から閲覧できる。

    このチームは、準銀河のうち超大質量ブラックホールを含む可能性が高いのは約30%に過ぎないと報告している。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<12月12日(金)>
  1. XRISM、Cas Aに塩素、カリウムを検出

    カシオペアAの超新星の残骸が、2024年1月8日のこのイメージで、X線、可視光、赤外線で輝いている。このイメージは、NASAのチャンドラX線天文台、ハッブル、ウェッブ、スピッツァー宇宙望遠鏡のデータが結合されている。XRISM(X線イメージング・分光ミッション)衛星による調査によって、残骸から、塩素とカリウムを初めて検出した。この結果に関する論文は2025年12月4日にNature Astronomy誌に掲載された。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  2. NASAのチーム、MAVEN宇宙船の信号喪失に取組む

    NASAのMAVEN(火星大気・揮発性進化)宇宙船は、12月6日に、火星の周回軌道上で、地上局との信号が途絶えた。MAVENのテレメトリーは、赤い惑星の背後を周回する前はすべてのサブシステムが正常に動作していることを示していた。宇宙船が火星の背後から現れた後、NASAのディープスペースネットワークは信号を観測しなかった。

    宇宙船と運用チームはこの異常を調査し、状況に対処する準備を進めている。

    MAVEN宇宙船は2013年11月に打ち上げられ、2014年9月に火星軌道に入った。ミッションの目的は、火星の上層大気、電離層、太陽や太陽風との相互作用を探査し、火星大気が宇宙に失われる状況を探ることである。大気損失を理解することで、科学者達は火星の大気や気候、液体の水、惑星の居住可能性の歴史を知ることができる。また、火星表面のローバーへの通信中継局としても機能している。昨年、MAVENは火星で軌道上10周年を迎えた。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。イメージはありません。

  3. アルマ望遠鏡がとらえた小マゼラン雲のふんわり分子雲
    ~星が生まれる環境は宇宙の歴史の中で変わってきたか~
    <ALMA:国立天文台>

    現在の宇宙では、太陽のような恒星は細長いフィラメント構造の分子雲から生まれてくることが知られています。しかし、大昔の宇宙で星が生まれてきた環境は、まだよく分かっていません。約100億年前の宇宙の環境に似ているとされる小マゼラン銀河をアルマ望遠鏡で観測したところ、約6割の分子雲がフィラメント状になっているのに対し、残り4割は“ふんわり”と広がった形であることが分かりました。宇宙の歴史の中で星形成の環境がどのように変わってきたかを解明する手がかりとなる発見です。

    <ひとこと>: 大判を含む詳細は上記リンクから。

  4. 革新的衛星技術実証4号機(小型実証衛星4号機)の打上げ[再設定(その3)]

    2025年(令和7年)12月8日
    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

    革新的衛星技術実証4号機の8つの実証テーマを搭載した小型実証衛星4号機(RAISE-4)は、2025年12月9日12時00分(日本時間、24時間表記)にニュージーランドのマヒア半島にあるRocket Lab社の第1発射施設(Launch Complex 1)から同社のロケットElectronにより打ち上げられる予定でしたが、Rocket Lab社より、追加の確認作業の時間を確保するため、下記のとおり新たな打上げ日時を設定した旨の連絡がありました。

                   記
    1.打上げ予定日時 : 2025年12月12日(金) 12時00分 (日本時間、24時間表記)
    2.打上げ手段 : Electron(Rocket Lab社)
    3.打上げ場所 : ニュージーランド・マヒア半島 第1発射施設

    <ひとこと>: イメージはありません。

<12月5日(金)>
  1. SOHO、30周年を祝う

    1995年12月2日、NASAとヨーロッパ宇宙機関の太陽・ヘリオスフェリック観測所(SOHO)が宇宙へ打上げられた。これは2年間のミッションとして予定されていた。

    SOHOは、地球から150万km離れた太陽の方向に位置する前哨基地から、途切れることのない眺望を受けている。この衛星は、約3回にわたる11年の太陽周期にわたって太陽の活動をほぼ連続的に記録してきた。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  2. NASAのPUNCH、SOHO宇宙船によって発見された彗星を追う

    8月から10月にかけて、NASAのPUNCH(Polarimeter to Unify the Corona and Heliosphere:コロナとヘリオスフィアのための分光計)ミッションは、彗星2025 R2(SWAN)を追跡した。これは、30年前の火曜日に打上げられた、NASAとESA(ヨーロッパ宇宙機関)の共同ミッションであるSOHO(太陽・太陽圏観測衛星)によって発見された、数千の彗星の一つである。

    <ひとこと>: イメージのリンク先は動画 .mp4 です。

  3. NASA、火星の砂漠と空の準備のためにデスバレーでドローンをテスト

    NASAの技術者が火星探査のコンセプトを検証したいとき、テスト、調整、その繰り返しのために、地球上で火星のような条件を作り出す方法を見つけなければならない。

    NASAのジェット推進研究所のチームは、今年初めに、3機の研究用ドローンを、カリフォルニアのデスバレー国立公園とモハーヴェ砂漠に持ち込んだ。彼らはナビゲーションソフトウェアを洗練するために、荒涼とした特徴のない砂漠の砂丘を必要としていた。「拡張ロバスト航空自律」と呼ばれるこの研究は、昨年同機関の火星探査プログラムから資金提供された25のプロジェクトのうちの一つであり、未来技術の限界を拡げている。火星の同様の砂丘は、NASAのインジェニュイティ火星ヘリコプターの最後の飛行、特に72回目で最後の火星飛行の際にナビゲーションアルゴリズムを混乱させた。

    <ひとこと>: 大判はありません。

  4. ESAのHydroGNSSミッション、水の"偵察"を開始

    ヨーロッパ宇宙機関(ESA)初のスカウトミッションであるHydroGNSSが、11月28日に打ち上げられ、水の利用可能性と気候変動が地球の水循環に与える影響に関する世界的な理解を深める上で重要な一歩となった。

    2基の双子HydroGNSS衛星は、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地からのトランスポーター15ライドシェア飛行の一環として、19時44分(CET)にSpaceXのFalcon 9ロケットで軌道に運ばれた。

    打上げから90分も経たないうちに、2つの衛星はロケットから分離した。その後、22時45分(中央ヨーロッパ標準時)に、英国のサリー・サテライト・テクノロジー社(SSTL)が信号を受信したことを確認し、両衛星が地球の軌道上で安全に進出していることを示した。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<11月28日(金)>
  1. NASAのTESS宇宙船、プレアデス星団の3倍の大きさに

    天文学者達は、NASAのTESS(トランジティング系外惑星調査衛星)やその他の観測所のデータを利用し、北の空にある星群プレアデス星団に関する理解を革命的に変えた。

    複数の近くの星群のメンバーの、自転、化学、ミルキウェイ銀河の周りの軌道を調べることによって、科学者達は、1,900光年にわたって弧を描く、3,000以上の恒星の連続体を特定した。この大プレアデス団複合体は、プレアデス団に関連する星の数を3倍に増やし、将来的に同様の分散星団を発見するための新たなアプローチを開く。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  2. NASA、アルテミスII月ミッションに向けて進む

    2026年が近づくにつれて、NASAは、アルテミス計画での初の有人ミッション、遅くとも来年4月までの、アルテミスIIの打上げと飛行に向けて進めている。

    NASAのオリオン宇宙船は、打上および中止システムの脱出塔を備え、現在ケネディ宇宙センターの同機関のビークルアセンブリビル(VAB)でSLS(スペースローンチシステム)ロケットと統合されている。オリオン積み込み後、チームは、SLSとオリオン間の重要な通信システムのテストを完了し、ロケット、オリオン、地上システム間のインターフェースが正常に機能していることを確認した。これには通信や航法を支援する近距離宇宙ネットワークおよび深宇宙ネットワークとのエンドツーエンド試験も含まれる。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。アルテミスIIの打上は、一度は2024年の打上を、その後は今年中の打上をアナウンスしていました。今回の延期には、先般の、米国の予算不成立に伴う影響が含まれているのかも知れません。

  3. NASA、新しい3カ国を迎え、アルテミス協定5周年を祝う。

    10月はNASAと創設者たちがアルテミス協定に署名してから5周年。ハンガリー、マレーシア、フィリピンが宇宙の平和的探査に専念する拡大する連合に加わることを認め、現在、関与している国の数は59か国となっている。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<11月21日(金)>
  1. 暗黒物質をマッピングする

    2025年6月30日に公開されたこのイメージでは、NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とNASAのチャンドラX線天文台からのデータを組み合わせてダークマターを可視化している。研究者達は、ウェッブの観測を利用して、ここに示されている銀河団の質量と、もはや個々の銀河に縛られていない星から発せられる集合の光を注意深く測定した。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  2. NASAの望遠鏡、渦巻銀河を観測

    NGC 1068は比較的近い渦巻銀河であり、2025年7月23日に公開されたこのイメージに登場する。銀河の中心にはミルキウェイ銀河の2倍の質量を持つブラックホールがある。NASAのチャンドラX線天文台のデータによると、NGC 1068のブラックホールから時速100万マイルの風が吹き、銀河の中心をX線で照らしている。

    イメージには、チャンドラ(青)からのX線、米国国立科学財団のカール・G・ヤンスキー超大型アレイ(ピンク)、NASAのハッブル宇宙望遠鏡およびジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の光学データ(黄色、灰色、金色)が含まれている。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

  3. 初期宇宙で見つかった「超高温の星工場」 ~高温の星間塵が示す初期銀河の急速な成長~(ALMA:国立天文台)

    アルマ望遠鏡による観測で遠方銀河の温度を測定した研究者たちは、極端に活発な星形成が起きていることに気づきました。その銀河は天の川銀河の180倍もの勢いで恒星を生み出し、加熱された高温の星間塵が明るく輝いています。宇宙が非常に若かった時代に銀河がどのようにして急速に成長してきたのか、長らく天文学者を悩ませてきた問題に答えをもたらす発見かもしれません。

    <ひとこと>: イメージはありません。

  4. 人類の宇宙での25周年を祝う

    2025年、NASAとその国際的なパートナーは、国際宇宙ステーションでの人類の継続的な滞在の25周年を祝う。2000年11月2日以降、26か国から290人以上がこの軌道上の研究所で生活・作業を行い、地球の科学技術を進歩させ、アルテミス月探査や将来の火星探査への道を切り開く数千の実験を実施してきた。

    <ひとこと>: 大判は省略。

<10月31日(金)>
  1. 近地球追跡ネットワークサービスの本格運用開始(JAXA)

    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、スカパーJSAT株式会社(スカパーJSAT)との「近地球追跡ネットワークサービス民間調達に関する基本協定」に基づき準備を進めてきたJAXA近地球追跡ネットワークサービス(以下、「JAXA NEN*1」という)の本格運用を2025年9月から開始したことをお知らせします。

    JAXA NENは、JAXAが保有する地上局と、スカパーJSATが保有する国内地上局およびスカパーJSATの業務提携先であるKSAT*2所有の海外局を統合して運用される、近地球周回衛星用の追跡ネットワークシステムです。

    JAXAミッションに限らず宇宙分野に関係している研究開発を行っている民間企業、大学、研究機関などへの追跡ネットワークシステム利用拡大を図り、国内の追跡ネットワークサービスの産業化促進を目指しています。

    <ひとこと>: イメージはありません。

  2. 軌道利用の安全に係るレポート(JAXA)

    持続可能な宇宙開発のためには軌道上環境の維持は不可欠です。JAXA安全・信頼性推進部では、入手可能な最新情報に基づき軌道上環境の現状や、破砕事象の発生状況、国内外のスペースデブリ対策の動向等の情報を、グラフ等を使用して分かりやすくお伝えするレポートを発行しています。

    SOSはSpace Operations Safetyの略称です。

    軌道利用の安全に係るレポート_2025年10月 Volume3 (4.00 MB)
    コンテンツ
    1.目的
    2.軌道上物体の分布
    3.軌道利用の安全に係るトピックス
    4.国内外のスペースデブリ対策に関する動向
    5.学会・ワークショップ情報
    6.参考文書およびデータベース
    軌道利用の安全に係るレポート_2024年10月 Volume2 (1.49 MB)
    軌道利用の安全に係るレポート_2023年10月 Volume1 (1.28 MB)

    <ひとこと>: 詳細はリンク先から。

<10月24日(金)>
  1. H3ロケット7号機による新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)の 打上げ延期(JAXA)

    2025年(令和7年)10月19日
    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターからH3ロケット7号機による新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)の打上げを2025年10月21日に予定しておりましたが、打上げ当日の天候の悪化が予想されるため、打上げを延期することといたしました。
     また、少なくとも10月23日までは天候の回復が見込めないため、新たな打上げ日については見通しが得られ次第改めてお知らせいたします。

    <ひとこと>: イメージはありません。

  2. H3ロケット7号機による 新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)の打上げ[再設定]

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット7号機による新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)の打上げについて天候判断の結果、打上げ日を下記のとおり決定いたしました。

                 記

    打上げ日 : 2025年10月26日(日)
    打上げ時刻 : 9時00分頃(日本標準時、24時間表記)
    打上げ予備期間 : 2025年10月27日(月)~2025年11月30日(日)
    打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

    最新の国際宇宙ステーションの軌道により決定する。

    予備期間中の打上げ日及び時刻については、国際宇宙ステーションの運用に係る国際調整により決定する。

    なお、10月26日の天候について注視が必要な状況であり、打上げ可否については明日以降も引き続き確認いたします。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。イメージはありません。

<10月17日(金)>
  1. Swarm、地球の磁場の弱点が拡大していることを明らかに

    科学者達は、ヨーロッパ宇宙機関のSwarm衛星編隊からの11年間の磁場測定を使用して、南大西洋異常(South Atlantic Anomaly)として知られる南大西洋上の地球の磁場の弱い領域が、2014年以降、ヨーロッパ大陸のほぼ半分の面積に拡大していることを発見した。

    地球の磁場は地球上の生命にとって不可欠である。それは、宇宙の放射線や、太陽からの荷電粒子から我々を守る複雑でダイナミックな力である。

    それは主に、我々の足元約3000kmの外核を構成する、溶融し渦巻く液体の鉄の世界的な海によって生成される。自転車のダイナモの回転する導体のように働き、電流を生成し、それが絶えず変化する電磁場を生成するが、実際には、電磁場を生成するそのプロセスははるかに複雑である。

    ヨーロッパ宇宙機関の地球観測未来EO計画(Earth Observation FutureEO programme)の下で開発された地球探査機ミッション、Swarmは、地球の核、マントル、地殻、海洋、電離層と磁気圏から発生する磁気信号を正確に測定する、3つの同一の衛星の編隊で構成されている。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<10月10日(金)>
  1. H3ロケット8号機による「みちびき5号機」の打上げ

    国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
    三菱重工業株式会社

    H3ロケット8号機による準天頂衛星システム「みちびき5号機」の打上げについて、下記のとおり実施いたします。

    打上げ予定日 : 2025年12月7日(日)
    打上げ予定時間帯 : 11時30分~12時30分(日本標準時、24時間表記)
    打上げ予備期間 : 2025年12月8日(月)~2026年1月31日(土)
    打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

    予備期間中の打上げ時間帯については、打上げ日毎に設定する。

    <ひとこと>: イメージはありません。

<10月3日(金)>
  1. 発見警報:「幼児」惑星が星の周りのリングで初めて撮られる!

    研究者達は、若い星を取り囲む円盤のリング状の隙間に埋め込まれたWISPIT 2bと呼ばれる若い原始惑星を発見した。理論家達は、惑星がこれらの隙間に存在する可能性が高く、おそらくそれらをつくる可能性さえあると考えてきたが、実際に観測されたのはこれが初めてである。

    <イメージの説明>: WISPIT 2 システムのこのイメージは、チリのマゼラン望遠鏡とアリゾナ州の大型双眼望遠鏡によって撮影された。原始惑星 WISPIT 2b は、星(恒星)システムの星を囲む、明るい白いダストのリングの右側にある小さな紫色の点である。WISPIT 2b の外側に暗い白いリングが見える。

    <ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。



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